pure love~君に恋した365日~
体温*
あれからどのくらい時間がたったんだろう。
泣きつかれてしまった私は、いつの間にかねてしまっていたらしく
起きたときには自分の病室にいた。
見慣れた真っ白な天井を見上げ、ふと手のあたりの温かさに気が付く。
「ん~…」
眠っている海斗がいた。
夢じゃなかった。
海斗の少しふわふわした髪を撫でながら少し前のことを思い出す。