大好きな人見つけました。


「あのさ、悠紀くん。」



「ん?」



微笑む悠紀くんの目。
相変わらず、闇色に染まってる。



「…掃除、してもいい?」



悠紀くんが、首をかしげた。
わかってないなぁ、でも、可愛い。



「この家を、だよー!」



悠紀くんはオッケー、と右手の親指を立てた。
こういう、少年っぽいところが可愛くて。



純粋な、少年であって。


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