大好きな人見つけました。


恐る恐る、押し入れに近づく。
一歩ずつ、慎重に。




布団と古着が散らばっている。
足の踏み場が無い。

仕方がないから、布団と古着を踏んで歩いた。





「実歩何やってんだ?」




「え!?」




振り向くと悠紀くんがいた。
とても焦った。


言い訳も思いつかなかった。
何やってんだ…と言われても、どうしよう。


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