大好きな人見つけました。


夕飯を一緒に食べた。
私はオムライスを作った。



卵と塩、それからご飯があったから。
本当に何も無かったら、またカップ麺だったかな?



身体に悪すぎるよ。
…悠紀くんが心配。



「…うま」



「ほんとに?!」



「うん、俺久々に手料理食ったな」



腐臭に負けないくらい美味しい匂い。
幸せな匂いがする。


もう悠紀くんは暗く黒い瞳じゃなかった。
少しだけ、輝いてるように見えたよ。


私が心の支えになれるなら。



非恋愛対象なんだ。
それだけがただ、一人ぼっちで哀しい。


何もしてこないのは非恋愛対象だから。
それも確かに理解できなくもない。

ぎゅーもしない。
ちゅーもしない。


重宝されてるわけじゃあるまいし。
やっぱ、恋愛対象じゃないのか~。


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