大好きな人見つけました。



夕陽が輝く頃、私達はまた電車に乗った。



花畑も見れたし
ソフトクリームも食べたし
記念撮影もしたし
ひたすら語ったし


親友に近い関係になってく。
それが、無性に哀しかった。


恋に遠くなっていくのが。
やっぱり君が好き、何度も何度も確かめた。




「実歩はやっぱり可愛いな」




呟いた君の声。
聞こえた。




「え?」




「もっかいだけ言うよ?…可愛い」




恋愛対象になってくれた?
期待しても、いい…?


< 44 / 72 >

この作品をシェア

pagetop