大好きな人見つけました。


悠紀くんは私の味方だった。
絶対に裏切らない、絶対に秘密は守る。


お互いがお互いを支えてる。


悠紀くんが人殺しであっても
構わない。



私だって、凶器さえあれば親を殺してるかもしれない。
親にウンザリすることの何が悪い。



「…学校はサボるし家には帰らないし、どこに行ってたの!!?」



「言いたくない」



「まさか彼氏でも出来たの?陽人くんを裏切るつもりなの?」



陽人の話はもうやめて。
アンタに何がわかる、この屈辱。



「陽人を裏切るも何もない…アイツはもう彼氏でも何でもないの」



「は…?」



唖然とした顔。
笑える。


< 47 / 72 >

この作品をシェア

pagetop