大好きな人見つけました。
悠紀くんは私の味方だった。
絶対に裏切らない、絶対に秘密は守る。
お互いがお互いを支えてる。
悠紀くんが人殺しであっても
構わない。
私だって、凶器さえあれば親を殺してるかもしれない。
親にウンザリすることの何が悪い。
「…学校はサボるし家には帰らないし、どこに行ってたの!!?」
「言いたくない」
「まさか彼氏でも出来たの?陽人くんを裏切るつもりなの?」
陽人の話はもうやめて。
アンタに何がわかる、この屈辱。
「陽人を裏切るも何もない…アイツはもう彼氏でも何でもないの」
「は…?」
唖然とした顔。
笑える。