大好きな人見つけました。



『ピロロロロロロロロ…
お留守番センターにお繋ぎ…』




「繋がんない…!」



私は、あ、と思った。
もしかして。



体の震えが止まらない。今考えてることがもし本当なら、悠紀くんは…。



絶対にそんなのだめ。
嫌だ!!


私は走った。
絶対あそこにいるような、そんな直感。


その直感があそこへと導いた。
私は足を止めなかった。



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