大好きな人見つけました。


気持ち悪くなってきた。
だんだん、陽人を思い出すだけで。


嫉妬心の塊なんかと、付き合ってられない。
腹が立って、仕方がなかった。


私は中1のある夏の日、深夜まで公園でブランコに腰かけて考えごとをしていた。


陽人から逃げる方法を、何とか考えだそう。
そう思って、いつの間にか夜になっていた。


ふらふら、不良が集まってきそうな夜中1時。
高校生らしき男の人が、私の目の前に来て言った。



「ガキが何してんだよ」って。



それが悠紀くんとの出会いだった。
そこから説教されて、泣いた。久しぶりに、泣いた。


陽人の嫉妬に腹が立ち、学校ではいつも荒れた。
友達も親も先生も、私を見捨てた。


悠紀くんのおかげで、気持ちがリセットされたような気がした。


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