僕は、君が好きです。
プルプルプルプル

「仲原くん!!」

ハッとして振り返ると

岸田さんが立っていた。

「乗らないのっ?」

「えっ、あっ!」

プシュー…ガシャン!

「…セーフ!」

そう言って岸田さんは俺に笑った。

「悪い…助かったっ…。」

「ううん、どうしたの?考え事?

仲原くんが、ボーッとするなんて珍しいね。」

「うん、ちょっと考え事してて…。」

「そっかぁ、でも駅のホームは危ないから

気を付けてね…。」

「…うん、ありがとう。」
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