僕は、君が好きです。
4章①-真凛~ずっと忘れない~vol.29
~真凛side~
「ねぇ、泰詩くん」
「なぁに真凛ちゃん」
「さっきは指輪ありがとう!」
「このお花青くて綺麗…
えっと…何てお花だったっけ?」
「勿忘草だよ。」
「ワスレナグサ…。」
「うん…
確か花言葉は…わたしを忘れないで」
「わたしを忘れないで?」
「そっかぁ…じゃあ私忘れないよ。」
「え?」
「私ずっと…
泰詩くんも今日の事も忘れない
ずっとずっと忘れないよ。」
「…僕も」
「僕もずっと忘れない。」
「じゃあ、約束ね‼」
「うん…。」
そう言って頷きながら
あなたは私に優しく笑った。
私はこの日からずっと忘れなかったよ。
涙が止めどなく溢れてきて
視界がボヤけている私の頭の中に
ふと10年前の約束が浮かんでいた。
"ずっと忘れない"
あの頃は…あまりに幼くて
これがどんな意味なのか
全然わからなかったけど…
でも…今ならわかる。
私は、ずっと昔からあなたの事が
大好きだった。
ずっとずっと…特別だった。
「ねぇ、泰詩くん」
「なぁに真凛ちゃん」
「さっきは指輪ありがとう!」
「このお花青くて綺麗…
えっと…何てお花だったっけ?」
「勿忘草だよ。」
「ワスレナグサ…。」
「うん…
確か花言葉は…わたしを忘れないで」
「わたしを忘れないで?」
「そっかぁ…じゃあ私忘れないよ。」
「え?」
「私ずっと…
泰詩くんも今日の事も忘れない
ずっとずっと忘れないよ。」
「…僕も」
「僕もずっと忘れない。」
「じゃあ、約束ね‼」
「うん…。」
そう言って頷きながら
あなたは私に優しく笑った。
私はこの日からずっと忘れなかったよ。
涙が止めどなく溢れてきて
視界がボヤけている私の頭の中に
ふと10年前の約束が浮かんでいた。
"ずっと忘れない"
あの頃は…あまりに幼くて
これがどんな意味なのか
全然わからなかったけど…
でも…今ならわかる。
私は、ずっと昔からあなたの事が
大好きだった。
ずっとずっと…特別だった。