僕は、君が好きです。
2章③-真凛~私の好きは…ダメ?~vol.13
~真凛side~
学校からのいつもの帰り道
前は、泰詩と二人で一緒に帰るのが
当たり前だった。
いつも何気ない会話をして
笑い合って、電車の中の時間なんて
あっという間で
後、何駅で降りるとか
そんな事、考えた事もなかった。
でも最近はずっと…
部活帰りは絵莉ちゃんと佐伯くんが
いるから泰詩と二人になるのは
家の近くから…。
それはほんの10分くらいの距離。
そして四人で帰る間、佐伯くんは
私にいっぱい話しかけてくる。
私はそれに答えるのが精一杯で
泰詩とはほとんど話をしない。
それに泰詩はいつも絵莉ちゃんと
話をする。
絵莉ちゃんと泰詩が何を話してるのか
気になる…。
泰詩が笑うと私も嬉しかったはずなのに…。
そんな変な気持ちになる自分が嫌だ。
だって泰詩が絵莉ちゃんと仲良くなるのは
良いことなんだから…。
それに泰詩だって
女の子と話しぐらいするよ。
「そういえば!真凛ちゃん
渋谷とはうまくいってるの?」
佐伯くんがいきなりそんな事を聞くから
私はびっくりしてしまった。
「えっ?!」
「真凛ちゃん、どうした?」
「何でもないよ。」
「で?どうなの~?」
どうしよう…
私は返事に困った。
「佐伯くん!真凛…困ってるよ。」
絵莉ちゃんが割って入ってくれた。
「ただの質問よ?
真凛ちゃん、嫌だった?ごめんね?」
「あっ…ううん、びっくりしちゃって。
…ごめんね。」
はぁ…よかった。
でも私…何で答えたくないんだろう。
途中の駅で絵莉ちゃんが降りると
泰詩はスマホを取り出して
イヤフォンで音楽を聴き始めた。
何でイヤフォン?
何か…無視されてるみたいだよ。
そんな泰詩に思った事もちゃんと
言えなくなってる。
だって…
私が話しかけて泰詩がもし嫌だって
思ったら…?
絵莉ちゃんと話する方が
楽しいって思ったら?
スマホ…
泰詩…私とは話したくないのかな…?
そんな事を考えて寂しくなった。
学校からのいつもの帰り道
前は、泰詩と二人で一緒に帰るのが
当たり前だった。
いつも何気ない会話をして
笑い合って、電車の中の時間なんて
あっという間で
後、何駅で降りるとか
そんな事、考えた事もなかった。
でも最近はずっと…
部活帰りは絵莉ちゃんと佐伯くんが
いるから泰詩と二人になるのは
家の近くから…。
それはほんの10分くらいの距離。
そして四人で帰る間、佐伯くんは
私にいっぱい話しかけてくる。
私はそれに答えるのが精一杯で
泰詩とはほとんど話をしない。
それに泰詩はいつも絵莉ちゃんと
話をする。
絵莉ちゃんと泰詩が何を話してるのか
気になる…。
泰詩が笑うと私も嬉しかったはずなのに…。
そんな変な気持ちになる自分が嫌だ。
だって泰詩が絵莉ちゃんと仲良くなるのは
良いことなんだから…。
それに泰詩だって
女の子と話しぐらいするよ。
「そういえば!真凛ちゃん
渋谷とはうまくいってるの?」
佐伯くんがいきなりそんな事を聞くから
私はびっくりしてしまった。
「えっ?!」
「真凛ちゃん、どうした?」
「何でもないよ。」
「で?どうなの~?」
どうしよう…
私は返事に困った。
「佐伯くん!真凛…困ってるよ。」
絵莉ちゃんが割って入ってくれた。
「ただの質問よ?
真凛ちゃん、嫌だった?ごめんね?」
「あっ…ううん、びっくりしちゃって。
…ごめんね。」
はぁ…よかった。
でも私…何で答えたくないんだろう。
途中の駅で絵莉ちゃんが降りると
泰詩はスマホを取り出して
イヤフォンで音楽を聴き始めた。
何でイヤフォン?
何か…無視されてるみたいだよ。
そんな泰詩に思った事もちゃんと
言えなくなってる。
だって…
私が話しかけて泰詩がもし嫌だって
思ったら…?
絵莉ちゃんと話する方が
楽しいって思ったら?
スマホ…
泰詩…私とは話したくないのかな…?
そんな事を考えて寂しくなった。