僕は、君が好きです。
1章②-泰詩~いつも君を見ていた~vol.2
~泰詩side~
夢をみた。
しかも子供の頃で
多分あれは真凛と草花の観察をしてて
真凛が勿忘草の指輪をうまく作れなくて
俺が作ってやってた。
それで…
俺は真凛の事を好きだ…
って思ったんだ。
考えてたら顔が熱くなってきた。
あれから10年、俺はもう15歳で高校一年。
一ヶ月前にめでたく入学した。
まだ真新しい制服に着替え
ネクタイをしめて
手早く身支度をすませる。
「泰詩早くしなさーいっ!」
いつもきっかり出かける10分前に
母さんの声が聞こえてくる。
「わかってる。」
と言いながら階段を降りる。
ダイニングで忙しそうに
コーヒーをいれてる母さんが俺を見た。
「兄貴は?」
「蒼太(そうた)は今日から
朝練だから早くに出かけたわよ。」
「あっ、そっかっ…!」
「そういえば部活何にするか決めたの?」
「いや…まだ。」
「なら中学の時と一緒でいいじゃない。」
「はぁー?兄貴と一緒なんて冗談‼
ただでさえ、比べられて迷惑なのに…。」
「そんなことないわよ~。」
「はいはい、いってきまーす‼」
リュックを背負いながら
玄関で靴を履くとドアを開けた。
夢をみた。
しかも子供の頃で
多分あれは真凛と草花の観察をしてて
真凛が勿忘草の指輪をうまく作れなくて
俺が作ってやってた。
それで…
俺は真凛の事を好きだ…
って思ったんだ。
考えてたら顔が熱くなってきた。
あれから10年、俺はもう15歳で高校一年。
一ヶ月前にめでたく入学した。
まだ真新しい制服に着替え
ネクタイをしめて
手早く身支度をすませる。
「泰詩早くしなさーいっ!」
いつもきっかり出かける10分前に
母さんの声が聞こえてくる。
「わかってる。」
と言いながら階段を降りる。
ダイニングで忙しそうに
コーヒーをいれてる母さんが俺を見た。
「兄貴は?」
「蒼太(そうた)は今日から
朝練だから早くに出かけたわよ。」
「あっ、そっかっ…!」
「そういえば部活何にするか決めたの?」
「いや…まだ。」
「なら中学の時と一緒でいいじゃない。」
「はぁー?兄貴と一緒なんて冗談‼
ただでさえ、比べられて迷惑なのに…。」
「そんなことないわよ~。」
「はいはい、いってきまーす‼」
リュックを背負いながら
玄関で靴を履くとドアを開けた。