君が笑ってくれるなら
結城が紹介文を十数点仕上げる間、女子店員はハサミで数枚を切り分けただけだ。
結城はトロい奴だなと思いつつ、マジックペンと色鉛筆、ハサミを手に取る。
猛スピードで紹介文を書きつつ、色を付けハサミで切り取り、作品の上に置いていく。
水嶋も女子店員も、鮮やかな手品を見せられている気分になる。
女子店員に至っては口をポカンと開け、結城の手を見つめている。
結城は視線を感じ、女子店員をチラと見て使えないな思うが、何も言わず作業を進める。
紹介文に色づけをし切り終え、スタンドに挟んでいく。
「結城。お前、そろそろ席に着け。客が列に並び出した」
『すみません、あとお願いします』
水嶋に手話で伝える。
続けて、女子店員の肩を叩きメモ書く。
――紹介文、挟んでいくだけです。ハサミとマジックありがとうございます
結城はトロい奴だなと思いつつ、マジックペンと色鉛筆、ハサミを手に取る。
猛スピードで紹介文を書きつつ、色を付けハサミで切り取り、作品の上に置いていく。
水嶋も女子店員も、鮮やかな手品を見せられている気分になる。
女子店員に至っては口をポカンと開け、結城の手を見つめている。
結城は視線を感じ、女子店員をチラと見て使えないな思うが、何も言わず作業を進める。
紹介文に色づけをし切り終え、スタンドに挟んでいく。
「結城。お前、そろそろ席に着け。客が列に並び出した」
『すみません、あとお願いします』
水嶋に手話で伝える。
続けて、女子店員の肩を叩きメモ書く。
――紹介文、挟んでいくだけです。ハサミとマジックありがとうございます