Hospital waste
一時間後。

応援要請を受けたマクナイトが、分隊の隊員を連れて施設に到着した。

建物内の生物を一掃すべく、火炎放射器や、テルミット反応を用いて激しい燃焼を起こす焼夷手榴弾などで建物ごと焼却する方法が用いられた。

「コートニー」

分隊員のマットが、コートニーに駆け寄る。

「無事か」

「うん…大丈夫…」

頻りに心配するマットと、安堵の表情を僅かに浮かべるコートニー。

決めた人とは彼の事かと、アレックスは密かにほくそ笑む。

そんな彼に。

「アレックス」

マクナイトが歩み寄ってきた。

「状況を説明してくれるか」

彼の求める通り、アレックスとコートニーは、見たままの信じ難い状況をマクナイトに報告した。

「馬鹿な…人間の体内を食い破って襲って来ただと…」

愕然とするマクナイト以下分隊員達。

「寄生生物という事か？」

「人間の体内で育つんスか？エイリアンみたいに」

ジェフとグライムズが口々に言う。

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