Hospital waste
「やめて下さいお二人とも!」

肩口までの茶髪を揺らしながら、ジョーダンが制止に入った。

やや褐色の肌は、黒人の父と白人の母を持つが故か。

「私が部隊にいる事が不満なら、マクナイト少佐に言って外してもらいますから!」

「いや駄目だ」

ウルゲイルがジョーダンの言葉を遮る。

「少佐はジョーダンもこの部隊に必要だと言った。確かに我々に医療医学の専門知識はないからな。任務に関する情報も同様だ。アレックスの持つ情報も、我々には必要となる。ならば二人に足りない戦闘経験は、俺とメイソンで補うしかない」

< 148 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop