境界線


それでも、私はその日で帰った。


彼が寝ているうちに。


彼が覚えてないことを願いながらも
どこかで期待してたんだ。


そんな次の日の朝会で、衝撃的な事実を知った。


社長の娘さんとの婚約。


笑顔な君の顔を見て思ったよ。


やっぱりねって。

どーせ覚えてなかったんだって。


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