線香花火
掲示板の前に行くと

ただでさえ背が低いというのに

あまりにも人が多過ぎて

掲示板が全く見えない


『人が少なくなるまで待つしかない…か』

諦めようとしたその時


「のんちゃーん!」


私を呼ぶ声とその呼び方に

すぐに誰なのか分かり

その声の方に笑顔で振り向いた


『___

まゆちゃんっ!』
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