線香花火


『えっとね……


実は好きな人と付き合うことのなったの』


…………


「ぅえぇぇぇぇぇぇええ!?」


暫く放心状態になった後

目を見開いて大声で叫んだ福花

...というか叫ぶの長いよ!!


「うそでしょ!? こんなに鈍感な祝花が!?

え!? ちょっと待って!! どーゆーこと!?うそ!?」


福花はまだ理解できていないようで

少し大きめの声ながらも独り言を呟いている

このまま放っておくと福花がおかしくなってしまう、と思った私は


『ちょっと福花、落ち着いてよ』

と福花を宥め

二人でベッドに腰かけた
< 62 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop