ラブコメの神様、微笑んで!
 
「………はぁ。」



 憎しみという負の感情しか浮かんでこない自分に、嫌気が差す。



 なんで、なんであの人は、




 ──なんであんな、きらきらしてんだろ。




「………。」




 遠くに消えて行ったその人を、結局今日もまた、最後まで目で追ってしまう自分がいた。


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