ラブコメの神様、微笑んで!
すっご、天気いいし、ここでごろんと寝っ転がったりしたら気持ち良いんだろうなあ…。
あ、それなら今度屋上とかで寝っ転がったりたいかも…。この学校だと、屋上もさぞ広いことだろうし…。
「…それにしても、本当、天気いいなあ…。」
そんなことを思いながら、なんとはなしに、天を仰ぐ。
──と、
中庭に植えられた木々の、葉の間から、無数の光が溢れている光景が、視界に広がって、
その木漏れ日があまりにも、きらきらしていて、
どれくらいだろうか、随分長い間、それを見上げたまま、
──いや、見惚れたまま、
茫然と突っ立ってしまっていた。