ブルーウィンズ～ラブソング嫌いなボーカリスト～

「だよね！あたしも違う曲だけど、ブルーウィンズの曲を聴いてバンドのイメージが変わって、



このバンドだけ好きになっちゃった！」



「中学の時、青海高校のバンドを帰り道聞こえてきて、バンドなんて大っ嫌い！ってずっと言ってたもんな」



やっぱりあの四人が創り出す音楽は影響力があって、人を惹きつける力があるんだなって思った。



そんなバンドの中に入ってしまったあたしも我ながらすごいと思ってしまう。



それからブルーウィンズのメンバーのみんなのことやどの曲は誰が作ったとか



４人はあたしを先輩として見てくれたない、湊くんは特にスパルタだとか



頭に浮かんできたブルーウィンズのことを1人でペラペラ一方的に樹に話して教えてあげたんだ。



それを彼は邪険にして聞くのではなく、頷いたり、笑ったりしながら最後まで聞いてくれた。