ブルーウィンズ~ラブソング嫌いなボーカリスト~



「ごめん」という言葉は何度も口に出すことができるけど
「好き」という言葉は他のどんな言葉よりも大事にしたくて
薄っぺらいあいさつのようなものにしたくなくて
今日もきみに伝えることができないまま…
だけど僕はもうきみを離すことはできないんだ




僕がきみにちゃんと言葉に出して
素直になったのはいったい いつだっただろうか
暖かくなって 桜や花でいっぱいになった春の日?
日差しの暑さに毎日耐えていた夏の日?
それさえも僕は忘れてしまったんだ



きみはいつだって僕の前ではいつも
微笑んでいて 僕に話し続けて
2人の雰囲気を和ませてくれる
だけどいつの間にかそんなきみに
僕は見えない距離を作ってしまっていたんだ




「ごめん」という言葉は何度も口に出すことができるけど
「好き」という言葉は他のどんな言葉よりも大事にしたくて
薄っぺらいあいさつのようなものにしたくなくて
今日もきみに伝えることができないまま…
だけど僕はもうきみを離すことはできないんだ




きみのことを前よりも想い始めた秋の日
きみに言葉でちゃんと伝えることを決めたんだ
だからもう我慢しないで僕の前では素直なきみでいて
聖なる夜にきみの自然な笑顔が見られれば後は何も望まないから




雪の降るクリスマスの日に僕は言葉にするんだ
「いつもは言えないけど、本当はきみのこと心から好きだ」って



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