ブルーウィンズ~ラブソング嫌いなボーカリスト~のレビュー一覧
バンドなんて。 そう思っていた結愛がブルーウィンズの4人にであって少しずつ変わっていく。 結愛、湊、広夢、祐、航平の等身大ラブストーリーに涙です。 結愛の気持ち、湊の気持ちなど様々な場面で共感ができます。 読んでいて励まされるし、感動する作品をありがとうございます!
バンド嫌いの高校生、結愛。彼らが生み出す曲を耳にしたときから、結愛の世界はめまぐるしく変わっていってーー。 バンドを、音楽を受け入れられなくなった過去。ラブソングを歌わない理由。 主人公の、そして周りの登場人物たちのフクザツな背景もしっかり書ききっていて、すごく納得しながら読めました。 しかも、しっかり書ききっているのに、決して重くない。間延び感や無理やり感がなく爽やかで、彼・彼女たちと一緒に青春を駆け抜けているかのような気持ちで、一気読みしてしまいました。後半につれ、どんどん展開が盛り上がっていきます。 作中に出てくる歌詞もとっても素敵!爽やかで一生懸命。等身大な恋のお話をありがとうございました。
バンドなんてうるさいだけ。そう思っていたイメージを変えたのは、イケメン4人組の高校生バンド、ブルーウィンズ。観客のひとりだったあたしが、ある日彼らの手伝いを頼まれて……。 ポンポンとテンポよく進んでいくお話に、まるでマンガを読んでいるかのように、あれよあれよと読み切ってしまいました! ブルーウィンズの4人のキャラのバランスがとても良くて、結愛との掛け合いから伝わる楽しい雰囲気に、読んでいて笑顔になりました。でも、楽しいばかりじゃなくて、胸を打つ場面も沢山あって。 結愛の過去、それからラブソングを歌わない湊。思わず逃げ出しそうになりつつも、まっすぐ前に進んでいこうとする姿からは、青春ならではの輝きを感じました。 とても清々しくて、何か頑張ろうと思える、明るい気持ちになれる素敵な作品です。作中の歌詞も必見です! さあ、新しい世界へ向かって走りだそう!