油断は大得?!
「…乱れた美波もいいな。普段と違って……色っぽくて…何度でも見たい…」
今は直己にすっぽりと包まれている。髪を梳かれた…。
「……何言って…ん、ん、う…ふ…」
唇を塞がれた。
「……ん、だから直己…、ん、ふ、ん゙」
もう…、喋らすつもりは無いのかしら…。
「もう、恥ずかしい!」
やっと言えた。
「何言ってる。あんな事や…こんな事…その度、美波は、んぐぐ」
今度は私が塞いでやった。思いっきり手でだけどね。
「黙って!改めて言わないで。…恥ずかしいから…」
うん、うん。て、頷くから手を離してあげたら離した手を取られて仰向けにされた。
「もう、直…」
「まだ早いし…。朝食まで時間あるぞ?どうする?」
どうするって、知らない。
「ひぇ〜、もう堪忍してください。お殿様」
「お殿様か。悪くないな〜。…のう?姫」
「殿、お、お戯れを」
「アハハ。早朝からエロ時代劇かよ。アハハ」
「……」
「美波、頼む。普通にしてくれ」
「…」
口にチャックのジェスチャーをして見せた。
「…美波…好きだ…」
首筋に唇を這わせながら、露わに成ったままの胸へと下りていった…。あ…。
…朝ご飯までに起きられるだろうか。