嘘に滲む
全員の名前が呼び終わり、どっかのお偉いさんに挨拶をして、歌を歌って、拍手の中、退場し卒業式は終わった。
卒業式が終わった後、一旦クラスに戻り、先生達の話などを聞き、これで全ての行事が終了する。
――そのクラスに戻る中で、このクラスと別れるのが寂しい、という最後の嘘をついた。
「麻由~!!」
「何―?」
帰ろうとした所で友達のあゆに止められた。
「ねえ!ねえ!どうするの速水くんと!!」
「どうするって何を?」
「やだな~とぼけないでよ!速水くんと大学行っても付き合うかって聞いてるの!」
速水くんとは速水真。私の彼氏だったりする。高校一年の時に委員会で一緒になって以来、私が好きになってしまった。
その時は付き合うなんて思ってもいなかったし、付き合いたいとも思っていなかった。
しかし、高校二年の夏、同じクラスになった彼に告白された私はびっくりしたが、二つ返事で付き合う事になった。
卒業式が終わった後、一旦クラスに戻り、先生達の話などを聞き、これで全ての行事が終了する。
――そのクラスに戻る中で、このクラスと別れるのが寂しい、という最後の嘘をついた。
「麻由~!!」
「何―?」
帰ろうとした所で友達のあゆに止められた。
「ねえ!ねえ!どうするの速水くんと!!」
「どうするって何を?」
「やだな~とぼけないでよ!速水くんと大学行っても付き合うかって聞いてるの!」
速水くんとは速水真。私の彼氏だったりする。高校一年の時に委員会で一緒になって以来、私が好きになってしまった。
その時は付き合うなんて思ってもいなかったし、付き合いたいとも思っていなかった。
しかし、高校二年の夏、同じクラスになった彼に告白された私はびっくりしたが、二つ返事で付き合う事になった。