僕らのRPG
ストロムは彼女を嫌い、さけていた。

その事に気づいたユリアは納得がいかなかった

「なぜ、ストロム様は私の事を嫌われるの?

私はこんなにも美しいのに……」


そして


とうとうユリアは城を訪ねた


「ストロム様、なぜ私をお嫌いなんですか?」

ストロムは困った顔をして笑った

「私は嫌いではありません、ただ……

「言って下さい。」

「あなたはとてもお綺麗です。皆が好きになるのもわかります。」

「でしたらっ!「ですがっ!!あなたは罪な人です!!!家庭がある方だと分かっていながらっ、物を買えとねだり、結婚しようと誘い、落としたらそれでサヨナラ……。私はそんな人を好きにはなれない。」


「っ~~。騙される法は……騙される法は悪く無いんですの?」


「………。騙される法も悪いです。ですが、騙す方はもっと悪い。あなたが結婚してくれる。そう信じて家族をも捨てた。最初から好きでも無い人にたかるのはもう止めて下さい。」


「~っ。分かりました。ですが、ストロム様、あなたに良くない事があることを覚悟しておいて下さい。私にここまで恥をかかせた事。」


「それでは、失礼いたしますわ。」

そう言って城を出て行った。


あれで良かったのだろうか……

ストロムは気付かなかった


ユリアの正体が人間では無いことに
< 21 / 26 >

この作品をシェア

pagetop