君の笑顔が見たかったのに
昼休み私は意を決して佳斗を呼び出した


「なに…」

そうぶっきらぼうに言う佳斗

「あのさ…別れて」


そう言うと目を見開いた

「んで……」

なんで??
「昨日シタんでしょ??…私なんてどうでもいいんでしょ…だったら告白もあんな事もしないでよっ!!」

そう言うと俯く佳斗いや…葉澄君

「ばいばい…葉澄君」

これでいいんだよね??

君は私のことどうでもいいんでしょ



そう思いながら私は葉澄君を残して特別教室を出た

耐えろ…耐えるの

苦しい…

もういいかな…

「ゴホッゴホッ…やっば…」

そこには大量の血が

病院行こっかな

そう思いながら私は保健室へ向かった

< 13 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop