君の笑顔が見たかったのに
ドアの近くの男子が呼んでくれた

佳斗はすぐ来てくれたが…

「なに…」

そう冷たく言った

「あのさ…今日って一緒に帰れない…かな」

彼氏を誘うのにも勇気がいるって

「無理…」

そっか…やっぱり

「そっそうだよね…ごめん」

そう言って私はクラスに戻った

「どうだった??」

美穂はすぐに聞いてくれた

「ダメだった…もう無理だよっ」

そう言うと美穂は抱きしめてくれた

「無理しないんでいいんだよ…優里はさ一生懸命頑張ったじゃんか…だから今だけいっぱい泣きなよ」

そう言った

「うぅっ…ヒックッ…うわぁーんっっ」

私は授業が始まる直前まで泣いてた

みんなはそんな私を励ましてくれた
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