君の笑顔が見たかったのに
「俺さ…好きな人の顔見ると赤面しちゃうんだよ」

そう告げられた

「赤面??」

そう尋ねると

「だから好きな人と話したり一緒にいると顔が真っ赤になるんだよ…」

だけどさ

「私の時顔真っ赤じゃないじゃん」

そうだよね??

「だから…顔見ると真っ赤になるから見ないようにしてた話す時も一生懸命隠してた

そうなの??

「でもなんで??」

だってそれだからって

「優里に恥ずかしい姿見せたくなかったから…一緒に帰るだけでも顔真っ赤になるからそれで笑われたら嫌で断ってた…言い訳だよな…ただの臆病者なんだ」

そう言った佳斗

「ねぇ…佳斗…顔見て??」

そう言うとゆっくり私の顔を見る佳斗

その顔は真っ赤に染まってた

「はずい…」

そう言いながらもちゃんと目を見てくれた


「私も恥ずかしい…でも佳斗と目を合わせるのとか一緒に帰るのとか嬉しいよ」

そういった途端

「優里…」

佳斗が抱きしめてきた

「佳斗??」

強く抱きしめるだけの佳斗

なんでなのか分からなかった…

「ごめん…」

数分後佳斗は謝りながら離した

「謝らなくていいよ」

そう言うと

「分かった…じゃあ帰るか」

佳斗と一緒に帰った

家の前まで来ると

「送ってくれてありがとう…」

そう言うとおうと一言だけ行って帰ってった

この時はただ嬉しかったんだ…


このあと悲劇が起こるとは知らずに
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