イジワル同居人は御曹司!?
8. 兄に恋をする
「婚約者がいるのに元彼に合うってどうゆう心境なんだろう」
A4用紙を三つ折りにしながら私はゆうぽんに尋ねる。
昨日は牛すじカレーを食べ過ぎたせいでなんだか胸がムカムカしている。
「それ、彼氏もいない私に聞きますか?」
ゆうぽんは私が三つ折りにした書面を封筒に入れていく。
本日はトラブル対応のヘルプに駆りだされて、お詫状の発送手配をしている。
会議室でゆうぽんと二人向き合い、黙々と作業していたのだが集中力が切れてしまった。
「解んないよね。ホント」私は小さく溜息をついた。
「まさか…羽瀬さんが?」
ゆうぽんはギョッとした表情を浮かべる。
「そうなのよ。週末に突然見知らぬ女の人が家に尋ねて来てさ」
一連の優梨奈来訪事件をゆうぽんに話して聞かせる。
「ああ…羽瀬さんって、お兄さんの方だったんすか」
ゆうぽんは肩を竦める。
どうやら婚約者のいる歩が浮気したと思っていたらしい。
まさかの羽瀬さん違いだ。
A4用紙を三つ折りにしながら私はゆうぽんに尋ねる。
昨日は牛すじカレーを食べ過ぎたせいでなんだか胸がムカムカしている。
「それ、彼氏もいない私に聞きますか?」
ゆうぽんは私が三つ折りにした書面を封筒に入れていく。
本日はトラブル対応のヘルプに駆りだされて、お詫状の発送手配をしている。
会議室でゆうぽんと二人向き合い、黙々と作業していたのだが集中力が切れてしまった。
「解んないよね。ホント」私は小さく溜息をついた。
「まさか…羽瀬さんが?」
ゆうぽんはギョッとした表情を浮かべる。
「そうなのよ。週末に突然見知らぬ女の人が家に尋ねて来てさ」
一連の優梨奈来訪事件をゆうぽんに話して聞かせる。
「ああ…羽瀬さんって、お兄さんの方だったんすか」
ゆうぽんは肩を竦める。
どうやら婚約者のいる歩が浮気したと思っていたらしい。
まさかの羽瀬さん違いだ。