イジワル同居人は御曹司!?
そういえば、と言って話しを変える。
「お前の未来の旦那候補である桜井さんから新規サービスの件について相談された」
そして、仕事の話を振られるというね。
さりげなく、旦那候補は桜井になってるし。
「ああ、なんか経営会議で会長に言われちゃったんです」
「会長に?」奏さんが眉を潜める。
「どうせ金を掛けてシステムを作るなら他社がやってない儲かる仕組みを考えろって」
「あの爺さんが言いそうな事だな」
奏さんが何やらボソっと呟いたので「何ですか?」と聞き返すがスルーされる。
「桜井さんから何かいいアイデア考えといてください、と爽やかに丸投げされた」
「甘えん坊な主人(仮)でごめんなさいね」
私も悪ノリして返す。
「旦那がダメなら嫁が頑張るしかないな」
「ええ?!もう嫌です」
ソファーから立ち上がって逃げようとするが、奏さんにガッチリ手を掴まれる。
「今は女性が活躍する時代だし!」
「私は男性の三歩後ろをついて行くような昭和の女です!」
「そうゆうなって、紗英」
奏さんは猫撫で声で二コリと微笑みかけてくる。
「もう甘い顔と甘い声には騙されないんだからー!」
「お前の未来の旦那候補である桜井さんから新規サービスの件について相談された」
そして、仕事の話を振られるというね。
さりげなく、旦那候補は桜井になってるし。
「ああ、なんか経営会議で会長に言われちゃったんです」
「会長に?」奏さんが眉を潜める。
「どうせ金を掛けてシステムを作るなら他社がやってない儲かる仕組みを考えろって」
「あの爺さんが言いそうな事だな」
奏さんが何やらボソっと呟いたので「何ですか?」と聞き返すがスルーされる。
「桜井さんから何かいいアイデア考えといてください、と爽やかに丸投げされた」
「甘えん坊な主人(仮)でごめんなさいね」
私も悪ノリして返す。
「旦那がダメなら嫁が頑張るしかないな」
「ええ?!もう嫌です」
ソファーから立ち上がって逃げようとするが、奏さんにガッチリ手を掴まれる。
「今は女性が活躍する時代だし!」
「私は男性の三歩後ろをついて行くような昭和の女です!」
「そうゆうなって、紗英」
奏さんは猫撫で声で二コリと微笑みかけてくる。
「もう甘い顔と甘い声には騙されないんだからー!」