幼なじみ。
…リサさんに殴られそうになったとき。


“ひまりに手ぇ出したら、女だろうと許さねぇぞ”

すぐに助けに入ってくれたんだ…。


あたしが思わず目をつむって、恐る恐る開けたときにはすでに大ちゃんがいた。

あたしを守ってくれて、本当にヒーローが現れたのかと思った。


その場面を思い出すと、なぜか笑みが込み上げてきた。


「フフフっ…」

「なに笑ってんだよ?」

「…なんか嬉しいんだもんっ」
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