幼なじみ。
転んだあたしは、先輩たちに見下げられながら1人で立ち上がった。


「ひまり!気をつけなさいよねっ」

「…はい、すみませんでした」

先輩3人に囲まれて、あたしは肩をすぼめながら謝った。


ミサキ先輩たちは、ケイスケ先輩に“ひいき”にされていたあたしじゃなくて、“あたし”そのものに目を付けたようだった。


でも、そんなものには負けない…!

先輩に嫌がらせされたって、あたしはバスケが好きだからっ。
< 138 / 238 >

この作品をシェア

pagetop