幼なじみ。
そんなある日…。


「抜き打ちで歌のテストとか、ホントやめてほしい…」

6限の音楽が終わり、視聴覚室から教室へ戻る最中、アヤが愚痴をこぼしていた。


「でも、アヤうまかったじゃん!」

「…どこがっ!?2箇所くらい音程外れたし〜。さいあく〜…」

アヤはため息を吐く。



教室に戻って席に着くと、ちょうど担任の先生もきてホームルームが始まった。


…席に着いたとき、あたしはなにか変だと思った。
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