幼なじみ。
「「おめでと〜♪」」

言い返す間も無く、両サイドからマコ先輩とチヒロ先輩に水をかけられた。

先輩たちは花壇に使うホースを握っていて、あたしに向かって放射する。


みるみる、あたしの制服は濡れていく。

逃げ場がなくて、あたしはその場に座り込むしかできなかった。


「な…なんで、こんなひどいことっ…」

声を絞り出すのがやっとだった。


「勘違いしないでよね?ただの水遊びなんですけど?」
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