幼なじみ。
無視されるのは、構わない。


でも…。

あたしから、毎日楽しみにしてる部活を奪おうとするなんてっ…。


あたしが一体、先輩たちに…なにをしたって言うの…?


…こんなところで、泣きたくなんかないのに。

けど、悔しさで涙が溢れようとしている…。



…そのとき。


「あれ?」

先輩たちの気の抜けた声が聞こえた。

と同時に、あたしに放射されていた水も止まった。
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