幼なじみ。
ジャ----!!!!

ホースを巻き上げると、大ちゃんは蛇口をひねり、ホースの口から噴き出る水に頭から突っ込んだ。


大ちゃんは瞬く間に、あたし同様にずぶ濡れになった。

あたしはその光景を呆然として見ていた。


「ひまりと水遊びしてたんだから、俺も濡れてて当然だろ?」

髪の先からしずくを垂らしながら、大ちゃんは優しく微笑んだ。


「も〜…、大ちゃんってば…」

あたしは苦笑した。
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