幼なじみ。
昔はいっしょに寝ていたのに、なんで今はダメなのかがあたしにはわからなかった。


「あのさぁ。…ひまりには“危機感”ってものがないわけ?」

「危機感?あると思うけど…」

「いや、間違いなくねぇだろ」

「どうゆうこと?」


横になりながら、大ちゃんの髪の毛で遊んでいた。

すると…。


「…例えば、こうされたら?」


突然大ちゃんが上半身を起こして、あたしの顔のすぐ横に手をついた。
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