幼なじみ。
「大ちゃん、毎日ありがとうね」

「いえ、かまいません」

大ちゃんとお母さんが話している間に、あたしはカバンをリュックのように背負って、大ちゃんの自転車の後ろに乗った。


「行くぞ、ひまり」

「うん♪」

お母さんに見送られて、大ちゃんは自転車をこぎ出す。


朝練がないときは、こうして朝に大ちゃんが迎えにきてくれる。

そして、大ちゃんの自転車の後ろに乗って登校するのがお決まりパターン。
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