幼なじみ。
「まだわからねぇ?…俺の気持ち」

「大ちゃんの気持ち…?でも大ちゃんって、好きな人がいるんじゃ…」


そのとき、優しく顎を持たれた。


「ほんとひまり、鈍感すぎっ。なんでその好きなヤツが自分だって気づかないわけ?」


一瞬あたしは、自分の耳を疑った。


「…へ?大ちゃんの好きな人が…あた、し?」

頭がパニックを起こす。


えっと…、え〜っと……。
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