幼なじみ。
「ずっとひまりのことが好きだった。だから、これからは“幼なじみ”じゃなくて、“彼氏”として見てほしい」


大ちゃんの真剣な表情をを見て、これは決して冗談やドッキリなんかじゃないことがわかった。

…わかったけど、急な展開にあたしの頭はついて行けなかった。


「…ご、ごめん。突然のことで…なんて答えたらいいのか……」

あたしはベッドから体を起こす。


「いいよ、ひまりの気持ちが固まってからで」
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