幼なじみ。
あたしも大ちゃんも一人っ子だから、お互いがお互いのことを兄妹だと思っていると思う。

あたしにはもったいないくらいの、完璧なお兄ちゃん。


「それに大ちゃん、バスケ部だよ」

「じゃあ、今日の部活のときに会えるんだっ」

「うん。バスケ部の人、みんないい人だって昨日大ちゃんが言ってたよ」


アヤは、「早く授業終わらないかな〜」と呟いていた。



今日の授業は、あたしの苦手な数学と化学があって大苦戦。
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