幼なじみ。
「終わったー!」

あたしは、ぐーんと伸びをした。


早く部活に行きたくて、ホームルームの先生の話ですら右から左に聞き流してしまっていた。


「「さようなら」」

ホームルームが終わるとすぐに、あたしは机の横にかけていたカバンとショップ袋を手に持った。

このショップ袋の中には、今日の部活で着るジャージが入っている。


「アヤ早くっ」

「わかったわかった〜」

アヤの手を引いて、体育館に駆け足で向かった。
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