幼なじみ。
すると、あたしたちの後ろから声がした。


見ると、大ちゃんよりも身長の高い男の人が…。

たぶん180センチは優に越えていると思う。


「ケイスケ先輩!」

大ちゃんがそう言うと、その人に向かって頭を下げた。

あたしもアヤも大ちゃんを真似して頭を下げる。


「なんだよ大地、もう新入生のナンパかよー?」

「違いますよっ。コイツ、俺の幼なじみなんです」

大ちゃんは、あたしの頭に手を置いた。
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