幼なじみ。
大ちゃんも、ミサキ先輩を送って帰ってくるころには20時前だと言っていた。


するとケイスケ先輩は、押していた自転車を止めた。


「ひまりは、俺と帰るのはイヤ?」

突然の質問で、あたしは目をぱちくりさせた。


「イヤじゃないですよ?むしろ楽しいですっ」

バスケの話とか、あたしが入部する前の大ちゃんの話も聞けて。


「そっか。じゃあいいんじゃない?」

「え?」

あたしは首を傾げる。
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