幼なじみ。
「俺もひまりと帰るのが楽しい。ひまりも俺と帰るのが楽しい。だからいっしょに帰る。…なにもおかしいことなんてないだろ?」


ケイスケ先輩は優しく微笑んだ。

結局なにが言いたいのか、あたしには伝わらなかった。


でも、ケイスケ先輩が迷惑に思ってないならそれでいっか!

あたしは、そう受け取った。



次の日。

「大ちゃん、おはよー!」

あたしの家の前で待っていてくれた大ちゃんの自転車の後ろに飛び乗った。
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