幼なじみ。
あたしは冗談だと思って、軽く笑った。


「だってひまり、入学してからのこの1ヶ月、もう何人に告られてる?」

あたしは指を折って、人数を数えてみた。


「え〜っと…5人かなぁ?」

「でしょ!?短期間にそんなに告られて、なんとも思わないの?」

「どうゆうこと?」

あたしが首を傾げると、なぜかアヤがため息を吐いた。


「はぁ〜…。ひまりを好きになった男子に同情するよ」

アヤは小さく呟いた。
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