花色のキミに愛し方を教えてあげる。
「ちょ、本気でやめて!」

これ以上して
はげられても困るので
ここまでにすることにした。


手を離すと彼女はこちらを睨んだ
先ほどとは別人のように
怖かったけど


「何すんの」

「何ってそのままだけど?^ ^」

ここまでしても彼女は頑なにきちんと喋ろうとしない。


つか
「なんで喋らないの?^ ^」

「貴方に関係な
「んー?^ ^」
………」

僕がまた引っ張ると思ったのか
彼女は口をつぐんだ

あ、その前に
「君何年?」

「……1年だけど」

やっぱり
「僕2年なんだよね」

「へー」



2年とわかってもその態度なんだー
「次は何して欲しいの?^ ^」

「……帰って」

「僕先輩なんだよねー」

「…だから?」

「『だから?』じゃないよね、『分かりました、先輩』だよね?」

「は?w」



「髪の毛はげても知らないよ?」

「わ、分かりました、先輩」


僕に押されて少し怯えていた彼女は
教科書に載るほどの
The☆迷惑
って感じだった
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