花色のキミに愛し方を教えてあげる。
「てか、早く帰って」
「んー?^ ^」


「早く帰ってください先輩^ ^」

作り笑いもいいとこの
彼女には
少し意地悪したくなる。



「どうしようかな^ ^」
「ふざけてますよね^ ^」

そりゃあね。
本気でこんなことしないよ。

そういえば
「何してるの?」
ここに来た時…
いや、加藤の話聞いた時からの
疑問をぶつけてみた

すると彼女は
一度うつむいて




もう一度僕を見た

すごく言いずらそうな顔をして。


「言っとくけど、関係ないはなしね」
「………はい」


彼女は観念したように
図鑑の下のルーズリーフを出した。

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