花色のキミに愛し方を教えてあげる。

紫苑side


いつも通り図書室にこもってたら
なんかやたらうるさい先輩が入ってきた


はじめはいつもみたいな野次馬かな
と思ったけど、
そんな感じではなくて、
なぜか説教される始末



それでも花言葉が好きだと
グイグイいけば
引いてくれるだろうと思ったのだが



「うん、そうだね」

ってなんですかそれ

思わずびっくりしてしまった


初めてだったから。
いつも、引かれてしまうから


なのに先輩はなぜか肯定されるし…。
1人で虚しくなってしまう


だけど、人が嫌いといえば
すんなりと出て行ってくれた

やっぱり誰でもそんなもん
所詮は面倒くさいやつと関わりたくないだろう




所詮、人ってそんなもん
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